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第167回 ケーラーさんの「花のワルツ」 アルペジオで悪戦苦闘 

 フルート教室の先生から、ケーラーさんの「花のワルツ」をやってみましょうと言われ楽譜を渡されて数週間が経過しました。最初は「それほど難しくないかも」と思っていたのですが、練習をすればするほど「こりゃ難しいや」という印象に変わってきました。

 この曲は基本的には2本のフルートとピアノの合奏曲のようで、いちばん易しいパートがどうやらファーストフルートのようです。ところが練習しながら、ユーチューブ等の演奏を聞いたら、意外にテンポが速いことに愕然。

 改めて速度記号を眺め、そのテンポでメトロノームを鳴らしてみると、全然イメージしていたテンポと違います。花のワルツという語感から、私は勝手にウイーンフィルかなんかのニューイヤーコンサートのワルツのことを思い出して、花というイメージからも優雅に吹けばいいんだろうと思っていました。

 しかし花は花でも、どうやら優雅な花ではなく、華麗に咲き誇る花のようで、元気いっぱいの演奏をしないといけないということが分かってきました。

 というわけであちこちのアクセントを意識し、強弱記号の指示を守って演奏してみて、すぐに引っかかったのが八分音符のアルペジオ。優雅に、すなわち少しのんびり吹けば何とか指が回るものの、溢れんばかりの勢いでアルペジオを吹こうとすると、必ずと言ってよいほど指がもつれます。

 ゆっくり吹いたり、早く吹いたり、一部を取り出して吹いたり、付点音符にして吹いたりと悪戦苦闘の数週間ですが、ここのところようやく少し指が回る兆しが見えてきました。

 しかしレッスンで先生が一言。「このアルペジオは流れるように吹かないといけません」とのことで、私が吹いているのはギターで弾くようなアルペジオになっているようです。

 もちろんスラーをつけて吹いているわけですが、音の上昇下降を意識しすぎて唇の形が変化し、ごつごつした演奏になっています。

 ではどうすれば流れるようなアルペジオになるのか?どうやら同じ息の量、速さ、太さで一つの音をロングトーンするのと同じような吹き方で、指だけ変えて音を移動させるということのようです。

 さらにこれは自分で演奏して気が付いたことですが、アルペジオの後の次の音が少し高い音に跳ね上がるので、そこでまた高音を意識して息を入れなおすと、音が途切れてごつっとした流れになることが分かりました。
 
 つまり高い音に移行するときも、タンギングはするものの、息の量や速さはなるべく変えないようにすると良いという事です。しかしまあたった1小節のアルペジオなのに奥は深いです。

 ちょっと今回は話題にしている部分の楽譜を写真で撮影して入れてみました。
練習中のアルペジオ

 

第166回 ガリボルディ 132の18番 タンギングが難しいです 

 今日の午前中はフルートのレッスン。朝9時から自宅で音出し。梅雨時のせいか、空気が重くてなんとなくしっとりした音に聞こえます。「乾燥したカ~ンという音ではないな」と思いましたが、寝起きでフルートが鳴っていなかったからかもしれません。

 ここのところ練習しているのがガリボルディさんの132の今回は18番。昨年の10月ぐらいからレッスンに通い始めて、ようやく終わりが見えてきました。

 最近の私の第一課題はタンギング。どうやらいつも意識していないと、タンギングが甘くなり、出だしの音の輪郭がぼやけているようです。

 トゥーと吹いた瞬間、若しくはトゥと吹いた瞬間に、きれいな音が響いていないといけないわけですがゥーと伸びてからは多少響くようになったものの、頭からその音がきれいに鳴りません。

 タンギングをする瞬間の舌の位置がはっきりせず(人によって場所はいろいろだそうです)、その後の舌の動き(どうやら下顎にひくという事のようですが)がどうやら遅いようです。

 もちろんソフトタンギングみたいな演奏もあるわけですから、こういったちょっと甘いタンギングもできないといけないのですが、基本的には音の輪郭をはっきりさせるために、フルートに息が入った瞬間に目的の音が鳴っていないといけないわけです。

 というわけで、こういう演奏は特にゆっくりしたフレーズで誤魔化しが効かず、ドローンとした音の連なりになってしまいがちです。

 特に今練習している18番は、前半と後半の3連符の連続は誤魔化せても、途中の柔らかく四分音符が続く部分で、特にスラーと組み合わせた場合の音の輪郭が曖昧になります。

 タンギングはタンギングとして、スラーはスラーとして連続して流れるように聞こえないといけないわけです。さらにそこにさりげなく付点のタッカというリズムが混ざっていますので、正確に吹こうとするとタンギングとスラーと付点のリズムすべてに神経を使う必要があり、実に難しい。

 というわけで、来週もう1回という事になりました。一見単純に見えた18番ですがなかなか手ごわいです。

 ちなみにこの楽譜、私が持っているのはなんと昭和56年発行のもので定価が600円。楽天で見たら最安値が1300円ぐらいでした。ただ在庫があるのかどうかはっきりしません。

 ちなみに先生に言わせると、フルートの楽譜は発行部数が少ないのか、近年どんどん値上がりしているそうです。



 

第165回 楽器が鳴るとはどういう状態か 

 「楽器を鳴らす」若しくは「楽器が鳴った状態」というのは、どんな時なのか?逆に楽器が鳴っていない音とはどんな音か?

 初めてフルートを吹いたときに感じたのは、なんとも音が出にくい楽器だなという印象です。リコーダーなら吹けば音が出るのに、フルートはいくら歌口に息をぶつけても、特に低音や高音は音にならないのが印象的でした。

 それでも教則本にある通り、ちょっと唇の両端を後方にひいて、唇の隙間を平たく薄くすると、多少音が出やすいことに気が付きます。

 次に息の強さや吹き込む角度を微妙に変えることによって、徐々に音が出る領域が広がってい行きます。つまりフルートという楽器は、極端なことを言えば、半音階で隣り合った音であっても、吹き方を変えないと音が出ない楽器だという事です。

 さらに言えば、それぞれの音階、例えば中音の出しやすいシの音であっても、ちょっと吹き方を変えると、力強い音、弱弱しい音、硬い音、鋭い音、柔らかい音、深い音と音色がどんどん変わっていきます。

 まあ実に大変な楽器ですね。それでも多数の人がこの楽器を練習したいと思うのは、やはり微妙な息の音色が美しいからだと思います。

 そんな中、曲がりなりにも、3オクターブの音が出るようになってきましたが、最近になって少し「楽器を鳴らすために、何でもかんでも強く吹けばよい」というものでもない、という事が実感として分かってきました。

 楽器が鳴っている時は、カバードキーであっても、その指先に振動が伝わると言いますが、そういった経験もたまにするようになり、その時が必ずしも思いっきり吹いている時ではない場合もあることに気が付きました。

 つまり絶妙な息のコントロールができれば、ピアニッシモでも楽器は鳴るはずだ、ということですが、まあそんな境地がすぐに訪れるとは思えません。

 ただそういった領域のところで、プロの演奏が行われているのだろうなという事が少しわかってきました。


 

第164回 パウエルのフルートは低音が良く響いていました 

 ブログから通常のホームページに移行してサイト作りを行おうと思っていたのですが、3週間たって日記風に書くことを辞めてしまうと、思いついたことを素早く書くことができないということが分かってきました。

 というわけで、細々ながらもう少しこのブログを続けてみようと思います。

 一昨日の日曜日銀座の山野楽器とヤマハに行って来ました。有楽町線の銀座1丁目駅を降りて、徒歩で5分ぐらいのところに山野楽器があります。

 ちょうど昼食時に到着したのですが、埼玉の片田舎から行くと、レストランのメニューはともかく高い。普段外食をしないため、なおさら高く感じます。

 しょうがないので、裏手の路地をウロウロして安そうな店で何とか昼を食べ、山野楽器へ。エレベーターで管楽器売り場に行くと、ちょうどパウエルさんのフルートの展示が行われていました。

 試奏もできるようでしたが、スタジオ利用ではなくその場で吹くようで、そこまで音に自信がない私は吹くことができませんでした。吹いている人もいましたが、やはりうまい。

 人前で吹いたことがあって、自分の音に自信があるんだろうなと思える人です。まあどんな初心者であっても、申し出れば試奏させてくれるのだとは思いますが、買うぞ、と思っているわけでもないので気がひけます。

 吹いている人の音を少し聞いていたのですが、私の個人的な感想は、奏者の力量にもよるはずですが低音が野太く聞こえました

 高音はちょっとキラキラした感じで、低音と高音の雰囲気が違っています。このあたりはちょっとコントロールが難しそうだなと感じました。

 しかしあくまで個人的な感想で、たまたま試奏していたアマチュア?の方の音ですから、すべてに共通するとは思えません。

 
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プロフィール

hokuflute

Author:hokuflute
 大学時代はクラシックギターを弾き、就職後フルートの音に惚れ込み、一時期は真面目に練習。社会人バンドの末席で吹いていたこともあります。

 その後仕事が忙しくなり、いつの間にかフルートと縁が切れていましたが、退職を機に、「再挑戦してみようか」という気になって練習再開。

 ところが2016年に突然クモ膜下出血という病気を発症し、緊急手術、何とか命はとりとめましたが、いくつかの後遺症も残りました。

 しかし悩んでいてもしょうがない。指先のリハビリを兼ねて、再び練習開始です。

 年齢的にも、息も絶え絶えという情けないフルート吹きですが、やはり空気の流れる音は素晴らしい。どこまで練習が続くか分かりませんが、ともかくこのブログに結果を書くことで、練習に活を入れようと思っています。

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